セラピストは、「目の前で困っているひとの役に立ちたい!」という強い思いを持つ方が多いと思います。自分たちに何が出来るのかを求めて休日も勉強会に参加するなど、向上心に満ち溢れた素敵な職種です。 今回はそんなセラピストの方々に、痺れや浮腫(むくみ)、痛みなどを改善するとっておきの方法をご紹介したいと思います。 まず「痺れ」と聞くと、神経が圧迫されて起きるとイメージするかと思います。
実は神経だけではなく、血行が障害されることでも引き起こされます。正座を20分ほどしていると痺れが強くなると思いますが、実は神経の圧迫ではなく、それは血行の障害による痺れと言われています。 また女性の方はホルモンバランスが乱れやすいため、自律神経の乱れとともに血行が特に悪くなりやすく、手足に痺れが生じることが多いです。 ところが、血行障害で引き起こされるのは痺れだけではありません。女性の天敵でもある “浮腫(むくみ)”も血行障害によるものです。 血行障害により、老廃物が蓄積してリンパ管が詰まることでもむくみは生じます。リンパ管は血管ほどの収縮機能はないため、筋肉の動きや外部からの刺激によりリンパ管内に流れを引き起こします。そのため、外部からの刺激によりリンパの流れを良くするリンパドレナージは、むくみ改善に効果があると言われています。 血行が障害されることで、痺れ、浮腫(むくみ)が起こること以外にも、それが痛みにも繋がることがあります。そんな筋肉内の血行障害を「エネルギー危機」と呼び、筋硬結や痛みと関連しています。 もしその筋肉が脊柱起立筋であれば、腰痛の原因のひとつとして出現します。 それでは、これらの引き起こされる症状をどのようにして改善するのか。 それは“アロマ”です。 これら3つの悩みに“アロマ”を活用したアプローチを行うことで改善の可能性を引き出すことができます。 そんなアロマの実践的な技術をテーマにした「アロマセラピスト養成講座」を開催します。 「神経血管編」「リンパドレナージ」「応用編(腰痛)」 の全三回で、実際に現場で使えるアロマリハの技術を短期集中で習得していただきます。 欧米諸国では医療行為と認めている国があるほど、世界的にも注目が集まるアロマセラピー。 今のあなたがワンステップ上にスキルアップできるチャンスです! 興味のある方はぜひご参加ください。 詳しくは、ホームの「養成講座へのご案内」を確認ください。
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精神的な障害(精神疾患)を発症される方は、年々増えており、平成28年には360万人にものぼっているというデーターが発表されています。割合としてはうつ病が3割を超え、その次に統合失調症が多くを占めています。 特にうつ病の方は、対人関係に強いストレスを感じやすく、常に不安や緊張感を抱えている状態が続くため、自律神経が乱れやすい状態となっています。そのため、自律神経失調症と類似した症状が出現し、鑑別が難しいと言われています。 近年では、精神科領域における作業療法プログラムに、回復段階に応じてアロマセラピーを活用している施設やセラピストが増えています。 実際に精神科領域でのアロマセラピーは、どのような効果が期待できるのか。. 『精神障害者へのハンドケアリング前後の変化』 精神疾患と診断を受けた方を対象にハンドケアリングを実施。 評価項目は、自律神経と精神・心理面の変化の2つを観察した。 自律神経の変化は心拍変動を機械で計測。精神面に対してはSTAI(状態‐特性不安尺度)を使用し不安感を評価。 リラックス度、疲労度、会話欲求度、親近感の変化はVASを用いて、主観的評価スケールを用いて比較。 ハンドケアリング後は、心拍数の優位な減少を認め、自律神経のバランスを推定するLF/HFの減少も認めるなど、副交感神経優位の状態に近づき、リラックス効果を与えたという結果だった。 精神面では、STAIの特性不安と状態不安の項目ともに優位な低下をもたらし、VASによる主観的評価でも、疲労感の減少、会話欲求度、親近感の増加が認められたことから、精神疾患の方に対して、精神的安定、自律神経の安定へ導くことが期待できる結果となった。アロマセラピーを用いたハンドマッサージが、アルツハイマー形認知症に対して、精神的な安定をもたらす結果が出るなどの先行研究があるように、ハンドケアリングに、アロマを用いることで、より精神的安定をもたらす効果は大いに期待できる。 引用文献:渡邉久美他(2015)精神障害者へのハンドケアリング前後の変化ー自律神経活動および不安、対人距離の心理的指標からー.日本看護学会誌35.146-154 【精神科作業療法の利点】 また、精神科作業療法へアロマセラピーの導入を推進している、加藤 和貴氏は精神科作業療法プログラムとしてのアロマセラピーの利点を以下のように紹介しています。 ①作業療法プログラムへの参加意欲がわかない対象者に対しても比較的導入しやすい。 ②能動的な鼓動が発展していない段階でも、受動的にマッサージをされることで、心身にリラックスを与え、心地よさとともに身体を休ませることが可能。 ③マッサージによる触刺激が病的世界から、現実世界に移行するきっかけを与える。 ④自己健康観を意識させることができ、「自発的な健康管理」「他者への労り」への意識が芽生えやすくなる 精神科領域で行われる作業療法プログラムにアロマセラピーを用いることで、精神的安定をもたらすほか、嗅覚を利用して大脳辺縁系へ直接的に刺激を与えるため、認知機能の低下している方に対しても有効な手段と考えられます。 精神科領域で行われる作業療法プログラムに「アロマセラピーは必須」と呼ばれる時代も目の前に迫っているかもしれません。 浮腫や痺れなどの、身体的症状から、精神、認知面の内面的症状へ幅広く活用できるアロマを学んでみませんか。 趣味として楽しむひとも増えてきたアロマセラピー。その活用方法はさまざまですが、最近は自己管理の健康法としても使われはじめています。 大きく分類すると、アロマセラピーは2つに分けられます。 “エステティック・アロマ”(美容が目的) “メディカル・アロマ”(病気の症状緩和が目的)です。 近年は医療施設でもアロマが一般的に使われており、“アロマセラピー”はセラピストの治療手段のひとつとして用いられています。 現代の日本の医療の考え方は現代西洋医学が中心となっていますが、西洋医学だけでは解決する事が難しいことも多数存在しています。それらを補うために“補完代替医療”(CAM)があります。 補完代替医療とは言葉の通り ①補完医療:従来の西洋医学を補うための医療 ②代替医療:西洋医学に取って代わる医療 という、2つの意味を持ち合わせています。 実は、補完代替医療は私たちの身のまわりにも多く見られます。 (補完代替医療として、分類されているもの) ・伝統医学、民族医学、東洋医学 ・睡眠療法、音楽療法 ・マッサージ、整体、整骨、鍼灸 ・サプリメント、健康食品、漢方 ・アロマセラピー 世界的に進められる補完代替医療 世界的に周知され始めている補完代替医療ですが、欧米諸国では昔からその考え方が重視されていました。特にアメリカでは補完代替医療の発信や科学的検証に対して積極的に取り組まれており、115億円もの国家予算を投資するほど推進されている医療です。 日本でもガン患者の45%が補完代替医療のケアを受けているとの報告もあり、今後も急速に推進する動きが世界で広まっていくと言えるでしょう。 “アロマセラピー”は精神的なケアを目的とした補完代替医療のひとつです。 医療現場では、ガン治療における不安感やうつ症状などの心理状態に対して実施されています。 ガンは日本人の死因第1位。これからの超高齢化社会において、私たちはガンを発症されている高齢者と接する機会が増えてくると予想されます。 ホリスティック医療とアロマセラピー
ガン患者は特に精神的なケアが重要と考えられており、その精神的なケアは “ホリスティック医療”と呼ばれています。 “ホリスティック医療”は「全体を捉えてバランスを整えること」を意味し、疾病を治すという医学モデルではなく、人生観やメンタルケアなどをトータルで考えていくことを重要視する医療モデルです。 その内容は「mind(心)」「body(身体)」の2つの要素で考えられています。アロマセラピーは「mind=香りの癒し」と「body=タッチング」にてホリスティック医療の2つの要素と関連しており、精神的緩和に大きな効果をもたらすと言われています。 アロマセラピーは心療内科領域で行われます。しかし、全人的なケアの側面も持ち合わせており、精油の香りやタッチングの効果を利用して、心身相関に基づく人間的な関わりを行うことができます。 疾病の症状や状態の変化により出来なくなった部分を見てしまう「医学モデル」だけではなく、今後はアロマを活用した精神的なケアや、心理社会的要因にもアプローチできる「アロマセラピスト」という存在が重要になってくるのではないでしょうか。 健康なひとにとっても決して他人事ではない浮腫(むくみ)。
あなたの普段の臨床でも浮腫(むくみ)を見受ける機会は多いのではないでしょうか? 今回は、多くのひとが悩みを抱える浮腫に対して、アロマを活用した軽減方法をお伝えします。 【まず、浮腫とはどういうものか】 浮腫は大まかに「全身性」と「局所性」に分類され、 「全身性」は左右対称が多く「局所性」は限局した部位に発生するという特徴があります。 【浮腫が起きる主な原因は下記の5つ】 ①毛細血管内圧が上昇 ②血腫の膠質浸透圧の低下 ③毛細血管の透過性の亢進 ④リンパ管閉塞 ⑤低アルブミン血漿 浮腫は、血管内外の電解質バランスが崩れて圧が変化することによって引き起こされます。 アレルギー反応や術後の浮腫は局所に生じやすい一過性であることが多いですが、ときには腎臓の機能低下や低栄養状態が原因の場合もあるので注意が必要です。 【アロマを用いて浮腫を軽減する2つの方法】 ①リンパドレナージ まずは、アロマを用いたアロマトリートメント。 最近では一般的になってきましたのでご存知の方も多いかと思います。浮腫がある部位にアロマトリートメントを行うことで、皮膚から直接的にアロマを浸透させていきます。 身体に浸透したアロマが細胞内代謝を活発にすることで浮腫の軽減につながります。 アロマの精油の中でも、特に浮腫に効果的と言われているのがラベンダー。 ラベンダー精油の主要成分である”酢酸リナリル”が大きな役割を果たします。 酢酸リナリルは、ヒトのエネルギー源を作り出すサイクル(TCAサイクル)に関与する主成分です。生体内の代謝促進に働くと言われており、代謝の活発化による浮腫の軽減が期待できます。 ②内臓器官を綺麗にすることによる浮腫軽減 生体内の代謝が起きる場合、タンパク質や脂質などの栄養素や酸素を利用した化学反応が起きています。生体内の代謝が行われると身体内に老廃物が発生します。老廃物は血液によって身体全体に流れていきますが、臓器(肝臓や腎臓)によって身体に流れている老廃物を綺麗にしています。 しかし、その内臓器官に大きな負担やストレスが加わると老廃物の処理が難しくなり、 浮腫が起きてしまいます。 そのため、内臓器官への負担軽減や回復を目的にアロマを活用します。 入浴時の浴槽にアロマを入れて、全身からデトックス効果のある成分を浸透させる方法や、アロマの香りを嗅ぐことで呼吸器から取り込む方法によって内臓器官への負担を軽減する効果が期待されています。 【浮腫に特に効果的な精油は下の3つ】 ・ベルガモット ・プチグレン ・ラベンダー 上記の3つの精油には先ほど説明した酢酸リナリルが特に多く含まれているため、細胞内代謝を促して浮腫が軽減できます。また、美容や脂肪の燃焼など健康促進にも大いに役立つ精油です。 臨床においてアロマを活用することで、今までと異なる視点でのアプローチが可能となります。 患者様に提供できる引き出しを増やすためにもアロマのことをもっと知ってみませんか? 【セミナー情報】 アロマセラピスト養成講座 ~現場で使えるアロマリハの技術~ 日程:5月19日(基礎編・イントロダクション) 7月8日(神経血管編) 9月8日(リンパドレナージ編) 11月17日(応用編・整形疾患へのアロマ) 時間:10時~15時 会場:熊本県熊本市北区龍田町弓削867-1 リハビリセンター smile-スミレ–光の森 募集:医療従事者(定員40名) 受講料: 単発でのお申し込み 12,000円 全4回のお申し込み 40,000円 お申し込み:入力フォームよりお願いします。 https://ssl.form-mailer.jp/fms/beed04ef563152 ここをクリックして編集する. 私は・・ 今幸せなのか?、何をもって幸せと呼べるのか?とネガティブな感情にふと襲われることがありませんか? ひとは幸せに生きたいと願い、何かしらの行動を取っています。 なぜか?単純明快・・不幸になりたくないからです。 ・・と私は思います(笑)。 幸せになるって実際に何? ・家族を持つこと。 ・子供を授かること。 ・好きな異性と過ごすこと。 ・好きな食べ物を食べること。 ・好きな音楽を聴くこと。 価値観は人それぞれで、数万通りの感情がある中、どれに基準を置くのかは大変難しい話になりますが、そもそも幸せに定義はあるのか?。 幸せとは その場で一瞬だけ感じる一時的な幸福(幸せ感情)と 長期的に感じる幸福(幸福度)が存在します。 当たり前ですが、幸せな感情が続けば、幸福度も上がります。 幸せな時間を過ごしている方は、ポジティブなイメージがありませんか? 「あの人、いつもポジティブだよね。だから何事も幸せに捉えて、うらやましーーー。」 なんて、他人と自分を比べてこんなことを思っている方はいません? 大丈夫です! あなたも何事にもポジティブに捉えることができるようになります! しかし、ポジティブな思いと幸せには関係性があるのか? 実は、ポジティブな感情と幸せ度は脳科学的に証明されています。 幸せな出来事を感じる場合に情前頭葉という部位の内側前頭前野の一領域にある 吻側前部帯状回が大きな関わりを持ちます。 ポジティブな出来事を想起する場合でも、同じ吻側前部帯状回の領域に反応があります。 幸せに感じる脳内領域とポジティブに物事を考える脳内領域は同じであることが証明されています。 幸福感には、 ・ポジティブ感情が生まれた際に発生する一時的な肯定的感情 ・自分は幸福であるという想いを持ち続ける持続的な肯定的感情 という二方面性があります。 この二方面性を感じる脳の領域は共通しています。 つまり、ポジティブな感情で物事を考えるようになることで、幸せになる感情も自然に生まれやすくなり、人生そのものを楽しく過ごせることが出来るようになります。 そんな言っても、捉え方はひとそれぞれだし・・ 私はそんな前向きじゃないし・・ 大丈夫です!幸せを簡単に手に入れる方法があります。 アロマを嗅いでください! なぜアロマなのか? 臭いを感じる脳の領域と幸せに感じる脳の領域が関係しているからです。 吻側前部帯状回という幸せ中枢が存在するお話をしましたが、 アロマで臭刺激を与えた場合にも、幸せ中枢の周りに刺激が加わります。 アロマの香りを利用して幸せ中枢へ刺激を与えることで、ポジティブ感情を自然に植え付けることが可能性として非常にたかく考えられます。 アロマは癒しを与えて、副交感神経を賦活し、リラックス効果の促進にも期待されています。 今後、人生を豊かに、幸せにするアイテムとして、”アロマ”が注目される日も近いかもしれませんね。 【セミナー情報】 アロマセラピスト養成講座 ~現場で使えるアロマリハの技術~ 日程: 5月19日(基礎編・イントロダクション) 7月8日(神経血管編) 9月8日(リンパドレナージ編) 11月17日(応用編・整形疾患へのアロマ) 時間:10時~15時 会場:熊本市内 募集:医療従事者(定員40名) 受講料: 単発でのお申し込み 12,000円 全4回のお申し込み 40,000円 お申し込み:入力フォームよりお願いします。 https://ssl.form-mailer.jp/fms/beed04ef563152 |